学校だより__

粒粒辛苦の色紙



いただいた色紙

新潟日報紙の読者投稿欄「窓」に今年もまた大勢の生徒の投稿が掲載されています。今年度は、昨年度の5名を上回り、現在7名が掲載されました。そのうちの一人であるFさんの「『粒粒辛苦』を胸に頑張る」の投稿が12月9日(水)に掲載されました。それを読まれた県内のある方が、「とても感動したので、『粒粒辛苦』が出ている漢詩の色紙を贈呈したい」とのお申し出をいただき、過日、学校に届きました。早速、全校生徒に紹介し、Fさんにも手渡しました。本当にありがたいことです。



全校生徒に紹介

漢詩の意味

 稲の間の草を除こうと鋤をかえしていると、
 太陽は真南にきて昼時である。
 汗は、稲の根元にしたたり落ちる。
 誰が知ってくれようか、食器の飯粒を。
 その一粒一粒が、みな農夫の辛苦の
 結晶である。
 



本人に手渡しました

Fさんの投稿から
 「(前略)
  この言葉の重要性を強く感じるのは
  あきらめそうになったときです。
  努力することは、とても難しく、
  最後までやりきれないことがよくあるのですが、
  そのときにこの言葉を思い出すと、
  まだまだ努力が足りないと思ったり、
  少しずつでもよいからもう少し頑張ろうと
  思ったりすることができるのです。
  僕はことの言葉にたくさん助けられました。
  この言葉に出あって本当に良かったと思います。(後略)」


2020年12月17日 田中 和人